top of page

ABOUT US

ABOUT US

株式会社山上商店は、1926年創業、伝統工芸品「有松・鳴海絞り(ありまつ・なるみしぼり)」の製造・卸販売の会社です。先代までは浴衣を中心に製造をしておりましたが、3代目の山上正晃は絞りの工程の一つ「括り(くくり)」の凹凸を現代のデザインにいかしたものづくりを、外部デザイナーとともに日々新たな製品開発に取り組んでおります。

PRODUCTION PROCESS

山上商店の生産は、「絵付け」「括り」「染め」「糸抜き」「湯のし(=蒸気を当ててしわを取る)」など、各工程ごとに別の業者に発注しています。すべての工程で業者が異なる分業制で、産地全体で支え合って一つの製品をつくりあげることが、有松・鳴海絞りの大きな特徴です。

20121023-20121023-_MG_0793.jpg

HOW TO MAKE SHOBORI

1.型彫

デザインの選定と絞り技法

配色の決定が行われ

デザインが決定したら

小刀やハト目抜きで模様を切り抜いたり

穴をあけて型紙を作ります。

2.絵彫り

出来上がった型紙を布の上に置き

刷毛で青花を模様に 刷り込んで写します。

青花は露草(栽培用)の色素を 酸で抽出し、

和紙に浸み込ませて

乾燥させたもので 必要に応じて小さく切り

小皿に置き少量の水で溶いて使います。

3.くくり

布に刷り込まれた図案に沿って

摘まみ上げ、摘んだ部分を糸で

ぐるぐると巻き、固定します。

代表的な道具では

鳥口台・鹿の子台・巻き上げ台

などがあります。

4.形状記憶

ヒートセットという、高温の熱で

布を絞った状態のまま形状記憶させる

加工機(大きな圧力釜)で数十分蒸し

ヒートセット加工をする。

この機械のおかげで絞りの世界は

急激に発展し、拡大しました。

5.糸抜き

抜きの際は、布の破損に注意し、手早く行います。

絞りの種類によって糸抜き法も異なりますが

多いものでだいたい一反あたり

3〜4日の作業になるものもあります。

arimatsu1.jpg

ABOUT ARIMATSU

“絞りの町”有松は江戸時代のはじめ、徳川家康が江戸に幕府を開いてまもない慶長13年(1608年)に、絞り開祖、竹田庄九郎(たけだしょうくろう)らによって誕生しました。 有松絞り400年の歴史は、尾張藩が有松絞りを藩の特産品として保護し、竹田庄九郎を御用商人に取り立てたことからはじまりました。 旅人が故郷への土産にと、きそって絞りの手拭、浴衣などを買い求め、これが街道一の名産品となり、その繁盛ぶりは、北斎や広重の浮世絵に画かれ、名産有松絞りと謳われました。 伝統の絞り技法は100種にも及び、有松・鳴海絞りは日本の絞り生産量のうち、約90%以上も占めています。400年の創意と工夫が国内はもとより、世界でも最高の技術を現代まで受け継がれたゆえんであります。 有松の町並みは昔の繁栄と日本建築の美しさを今に伝える家並みがあり、200年を経過した貴重な文化財です。その景観は、名古屋市の町並み保存指定第一号として、全国町並み保存連盟の発祥地としても知られています。

CONTACT

山上商店は小ロットから大口まで、さまざまな絞り商品が制作可能です。

お陰様で弊社の絞り技術に共感していただいてる企業様、ブランド様に喜ばれております。

製品作りが初めての企業様でも大丈夫です。どうぞお気軽にお問合せください。

bottom of page